神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

全日本製造業コマ大戦 「若手大会」が初開催 昭和精工の社員が企画

社会

公開:2016年1月28日

  • LINE
  • hatena
企画を練るプロジェクトチーム
企画を練るプロジェクトチーム

 中小の製造業が自作のコマを戦わせて技術を競う「全日本製造業コマ大戦」の若者向け大会が2月13日(土)、昭和精工(福浦)で初めて開催される。全国から16チームが出場し、頂点を目指す。企画・運営するのは、同社の若手社員からなるプロジェクトチームだ。

 コマ大戦は、中小の製造業を盛り上げようと全国規模で実施。参加企業は、それぞれ工夫を凝らした直径2cm、全長6cm以下のコマを製作し、土俵で競わせる。昨年2月には初めて世界大会が開催された。

 初開催の「コマ大戦フレッシュマンズカップ」は「日本の未来は俺達が回す」というテーマで行われる。

ものづくりを楽しむ

 コマ大戦は通常、ベテラン技術者の参加が多い。しかし今回の参加資格は「勤続3年未満かつ30歳未満」または「学生」限定にした。プロジェクトチームのリーダーを務める加納俊介さんは、「『日本は製造業で成り立っている』という思いがある。若い技術者どうしが交流する機会をつくり、中小企業を盛り上げるきっかけにしたい」と意気込む。

 昭和精工は毎年、研修の一環として新入社員が出場。加納さんも、入社した2013年に初参戦した。

 会場で見たのは、ものづくりを心から楽しむ技術者の姿だった。「バネの被り物をして笑いを誘ったり、出会った企業同士で事業を起こしたり。技術者のふれあいの場だと思った」。そして試合が始まれば、プライドが激しくぶつかりあう張りつめた空気に変わる。「コマ大戦は、会社の中だけではわからないことを学べる場所」と話す。

仲間意識の向上にも

 「参加を通して、同期の仲間意識が強くなった」と振り返るのは、14年入社の高梨真帆さんだ。

 コマをいかに強くするかという目標に向かって、5人の新入社員が意見を出し合い、何度も試行錯誤した。その中で徐々に気持ちが通じあうようになったという。「そうした経験を、他社の若手社員や大学生にも実感して欲しい」と話す。

 今回のコマ大戦では、試合のほかに、出展企業のブース設置やセミナー、同社の工場見学を企画。加納さんは「参加者に『自分たちも開催したい』と思って貰えると嬉しい」と話す。

 「全日本製造業コマ大戦協会」の緑川賢司会長は「新人の職人が、モチベーションを持つきっかけにしてほしい」と期待を寄せる。また今回初めて金沢産業団地内でコマ大戦が行われることをうけ、福浦で製造業を経営している緑川会長は「団地の活性化につながる大会になれば」と話した。

コメダ珈琲店 磯子駅前店

3月15日~19日限定チケットセール 通常4,300円が3,800円に

https://www.komeda.co.jp/shop/detail.html?id=1104

<PR>

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

鉄道模型や写真を公開

元プロ野球選手屋鋪要さん

鉄道模型や写真を公開

杉田劇場で19日まで

3月14日

動画で中学生へ防災啓発

金沢区

動画で中学生へ防災啓発

被災経験者の思い伝える

3月7日

子育て手続き スマホで

横浜市

子育て手続き スマホで

6月末、アプリ配信へ

3月7日

北欧での個展を報告

岡村在住画家・塚田さん

北欧での個展を報告

磯子・関森区長を表敬訪問

2月29日

居場所づくり支え10年

つながりステーション

居場所づくり支え10年

地域交流拠点と区で連携

2月29日

あっとほーむデスク

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月14日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook