意見広告・議会報告
市政報告【8】 こどもホスピスの普及へ 公明党横浜市会議員 たけだ勝久
日本では小児がんや難病など、生命を脅かす病の子どもは約2万人いるとされています。病院や自宅で制限された生活を余儀なくされ、社会から孤立しがちな子どもとその家族がストレスを抱える中、たとえ余命わずかであったとしても、家族で大切な時間を過ごすために医療の枠を超えた支えが必要です。
4月、金沢区六浦東の「横浜こどもホスピス うみとそらのおうち」を公明党市議団で視察しました。この施設は2021年11月に日本で2番目のコミュニティ型こどもホスピスとして開設されました。「子どもと同じベッドで眠りたい」「ママの手料理を食べたい」「一緒にお風呂に入りたい」といった家族の希望が叶えられるよう、家族で横になれる大きなベッドや、親子で調理を楽しめるキッチン台、全員で入浴できる広い浴場が完備されています。楽しかったと喜ぶ子どもの笑顔が見られ、ご家族も笑顔に。子どもと家族が一緒に過ごせる普通の日常が幸福な時間であることを気付かせてくれます。
施設を運営する認定NPO法人「横浜こどもホスピスプロジェクト」の田川尚登代表理事は、悪性脳腫瘍のため6歳で亡くなった娘・はるかさんの闘病経験を通して施設づくりを志しました。その思いを綴った寄稿を拝見し、私も胸が熱くなりました。
運営へ多くの支援
同施設は多くの企業や個人からの寄付等によって運営されており、地域のボランティアも多く関わっています。横浜市は市有地を30年間無償で貸与する他、看護師の人件費を一部補助するなど支援しています。
公明党市議団は長期的・安定的な施設運営のため、市の支援の重要性を訴えて後押ししてきました。国会でも公明党はこどもホスピス設置への支援を訴え、昨年はこども家庭庁に専門官が配置された上、24年度予算には小児緩和ケアの実態調査が盛り込まれました。
全国各地でこどもホスピス設立の動きが広がっております。地域に開かれ、地域の方に支えられる、あたたかなこどもホスピスの更なる普及を今後も応援していきたいと思います。
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