縄ひとつにもこだわり
正月に家の門前に飾る正月飾り「門松」。金沢区大道にある米山庭苑（米山拓未代表）は12月中旬から門松作りを開始した。
松や竹、縄の「新鮮な緑」が飾っている間は保たれるようにと、作り置きは一切しない米山さん。26日の納期に合わせ、最盛期には日の出前から作業を始めることも珍しくないという。「大変だけど、鮮度が大切。気持ちよく新年を迎えてほしい」と願いをこめる。出荷直前に松とつぼみをつけた梅の枝を生け、「松竹梅」そろった門松が完成する。
納品先の銀座や麻布、表参道の和食料理店などに合うよう、門松もシンプルでスタイリッシュなデザインに。ワラ縄を使う業者が多い中、米山さんは贅沢に青々としたイグサ縄を使用する。「大量生産はできないが、これからもこだわって作りたい」と話した。
米山庭苑が手がけた門松
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