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増加するタヌキの保護 金沢動物園で年間80匹

文化

公開:2018年1月4日

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保護されたタヌキと川原さん
保護されたタヌキと川原さん

 2018年は戌(いぬ)年。イヌ科の動物には、イヌやキツネのほかに、タヌキも含まれる。金沢動物園では近年、このタヌキの保護数が増えている。

 金沢動物園は、神奈川県から委託されている傷病鳥獣保護事業により、ケガや病気などの哺乳類、鳥類などの野生動物を保護している。タヌキは交通事故で負傷したり病気にかかったりした年間約80匹が持ち込まれる。タヌキの保護は、2006年ころは神奈川県全体で30匹程度だった。保護数の増加には、神奈川県が06年度から実施している「アライグマ防除実施計画」が関係しているという。アライグマを捕獲する仕掛けにタヌキが引っかかるケースが多いといい、同園には、横須賀市や三浦市などの近隣からも持ち込まれる。

約7割が疥癬(かいせん)症

 保護されるタヌキの中で特に多い症状が疥癬症という皮膚の病気。ヒゼンダニによる感染症で、皮膚がボロボロになり、毛が削げ落ち、体温保持できずに衰弱してしまう。「保護されるタヌキの約7割がこの症状」と飼育係の川原みのりさん。動物園に併設している動物病院で治療をし、野生に返している。

 夜行性のタヌキは、主に湿地、森林で生息するが、近年では都市部でも確認されている。疥癬症のタヌキが、イヌやネコなどのペットと接触すると疥癬症がうつることから注意が必要だ。川原さんは「病気や負傷したタヌキを見かけたら、お住まいの行政機関や動物園に連絡してほしい」と話している。

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