市立西金沢学園=金沢区釜利谷西=で3月15日、元五輪選手が教師役を務める「オリンピック教室」が行われ、スキー・ノルディック複合元日本代表の荻原次晴さんが2年生を指導した。
教室は日本オリンピック委員会(JOC)が主催。オリンピアンの経験を伝え、オリンピックの価値を生徒と共有することなどを目的に、全国の中学校で実施されている。荻原さんは双子の兄・健司さんと共に1998年の長野五輪に出場。個人で兄弟同時入賞を果たすなど、日本のスキー界をけん引した。
荻原さんは生徒がグループで行う長縄の「8の字跳び」を見学。2回の試技で回数を伸ばしたグループを見て「スポーツはみんなが一つになると記録が伸びる」と協調性の大切さを伝えた。2年2組の頭島壮汰さんは「選手に実際に会える機会はない。(五輪に)これまで以上に興味を持てた」と話した。
その後の講義で荻原さんは、92年、94年の五輪で金メダルを獲得した兄と間違われる悔しさから、自らもオリンピック出場を目指したことなどを明かした。「五輪で自分自身が成長できた」と人生がひらけたことを話し、頑張り続ける心や友情、相手を尊重することの大切さを伝えていた。
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