新公会堂の目玉のひとつが、区民の寄付で購入されたスタインウェイのピアノだ。同機種のピアノでも音質やタッチは一台ごとに異なるため、選定には専門家を起用。演奏技術だけでなく、未来の子どもたちの目標になりうる存在という理由から、横浜在住の若手ピアニスト・阪田知樹さんが3台のスタインウェイを弾き比べた。その中から、幅広い年代に受け入れやすい「やわらかい音」を持つ1台が選ばれた。
新館長の地島さんは「とりわけ、子どもたちに弾いて欲しい。ここで演奏したことが糧になり、将来、音楽家が育ってくれれば嬉しい」と話した。
また、講堂のどん帳は西陣織に。江戸城本丸御殿中奥御休息の間 上段の間(徳川将軍の日常生活の間)にあったといわれる襖絵「金沢八景野島」の図を、どん帳用のデザインに書き起こした。
スタインウェイのピアノと西陣織のどん帳は2月2日に初披露される。
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