一人暮らしの高齢者の社会的孤立を予防する「ふらっとスペースなみき」が11月1日にイド藻公園(金沢区並木)で行われた。これは富岡東地域ケアプラザと横浜市立大学医学部看護学科地域看護学教室が実施している取り組みで今年で3年目を迎える。誰でも気軽に立ち寄り、健康づくりや地域交流ができる場を目指す。昨年は商業施設「ビアレヨコハマ」内で開催。今年は地域の人に、よりいっそう「ふらっと」立ち寄ってほしいとの思いでオープンスペースの公園を会場にした。
当日は近年話題の「ロコモチェック」や口腔機能の衰えを診断する「オーラルフレイルチェック」などを実施。また、この企画に協力する横浜市大国際教養学部都市学系の中西正彦准教授とそのゼミ生でまちづくりについて学ぶ学生らも参加。「地域の好きなところ」と題して訪れた地域住民にシーサイド・並木地区の中で好きなところを選び地図に書き込んだり、学生の卒論研究の一環として近接する産業団地への理解やイメージを聞くなどした。「健康だけでなく、様々な視点から地域の方にふらっとスペースへの興味を持ってもらえたら」と市大担当者。地域住民には事前に自治会を通じてチラシを配るなどして周知。参加者の女性は「偶然通りかかり、チラシを思い出して立ち寄ってみた」と話す。
会場の公園がある並木3丁目会長会の石井克己会長(69)は「並木3丁目は地域で気軽に集まれる場所がほとんどない。最近は地域での交流も増えている。こういう場がどんどん増えれば嬉しい」と話す。
次回は11月7日(木)、イガイ根公園(金沢区並木)で午前11時から午後3時まで。雨天中止。
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