11月29日から横浜・八景島シーパラダイスでVR(仮装現実)と水中ドローンを組み合わせた体験型イベント「Virtual Ocean Project」がはじまった。
同施設の水槽内に設置されたドローンをVR内で操縦。360度カメラを搭載したドローンと同じ視点で水槽内を自由に探索、イワシの群れやサメなど海の生き物たちと一緒に海を泳いでいるような感覚が味わえる。視線入力での操作も可能、年齢や障害の有無に関係なく楽しめる。
実際に体験した日本ALS(筋萎縮性側索硬化症)協会神奈川県支部役員で自身もALS患者の松山博さんは「本当に水の中に潜って魚を追いかけているような気持ちになれた。手が動かせなくても視線で操作できるのも嬉しい」と感想を話す。水中探検は同施設で12月8日(日)まで体験できる。
このイベントは海洋問題を推進する日本財団海洋事業部の「海と日本プロジェクト」の一環。海洋汚染をはじめ海にまつわる問題が深刻化する一方で日本では若者の海離れが進み、海洋問題に無関心な層も増加。同財団はこうした現状を打開するために全国で海を体験するイベント等を催す。今回も会場では楽しみながら海を学べる動画などを流す。同財団の宇田川貴康さんは「こういったイベントが海洋問題を意識してもらうきっかけになれば」と話す。
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