1都3県に緊急事態宣言が発出され1週間がたった1月15日、磯子区の滝頭地域ケアプラザで子どもが対象の弁当配布などが行われた。主催は2018年からこども食堂を開催している「こどもすまいる食堂」。新型コロナ感染症の新規感染者数の増加が続く状況の中、代表の篠塚妙子さんらは感染症対策を行いながら活動を行った。
「こどもすまいる食堂」の立ち上げ当初は、月1回、滝頭のケアプラでカレーや生姜焼きなどを作り、子どもたちに提供していた。しかし、昨年からのコロナ禍により、活動の見直しを余儀なくされ、昨年6月からは弁当を配るスタイルに変更。感染症対策を行いながら活動を展開してきた。
「家計が助かる」
そんな中での再度の緊急事態宣言。今回は開催を迷ったというが、実施に踏み切った理由には利用者からの声があった。「『仕事が時短となり生活が厳しくなった。開催してもらえたらうれしい』とのメッセージをもらったんです」。子ども食堂当日は、40食の弁当と約20人分の野菜、米などの食糧を用意。開設時刻の午後5時には列ができるほどの人が来場。食糧は10分もたたないうちに配り終えた。
今回が3回目の利用だという小学2年生の男子児童と来場した母親は「こんな状況でも開催してもらいありがたい。家計が助かる」と喜び、「仕事の先行きが不透明なところもあるので、そういう意味でも非常に助かります」と話した。
篠塚代表は「多くの方々に来て頂き、こども食堂が求められていることを改めて感じた。コロナの状況で来月の開催は現状では未定だが、色々と模索していきたい」と話した。
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