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金沢区護岸工事 防潮堤が完成 19年台風15号で高波被害

社会

公開:2021年9月16日

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完成した高さ約1.2mの防潮堤
完成した高さ約1.2mの防潮堤

 関東圏に多大な被害をもたらした2019年の台風15号からおよそ2年。高波で約500社が被害を受けた金沢区福浦・幸浦地区で、このたび防潮堤が完成した。昨年9月に設置が完了した高さ約3mにかさ上げした護岸と消波ブロックに加え、3つ目の防護ラインとなる。

 完成した防潮堤は高さ約1・2mで、総延長は約1・9Km(福浦地区1・5Km、幸浦地区0・4Km)。台風15号に続き発生した台風19号の際、道路側に土のうを積んだことで浸水を防いだ実績から、歩道と緑地の境界に整備。コンクリートの壁や地形を生かし、現地盤から高さを確保した。

 市は護岸の前面の消波ブロックと約3mの護岸のかさ上げで、19年の台風15号程度の高波に十分対応できるとしているが、内側に防潮堤を設置することでさらなる安全性を確保。台風シーズンを前に、近隣企業が安心して操業できる環境を整えた。

 台風15号では高波によって福浦・幸浦地区の護岸が13カ所にわたって破損した。幸浦・福浦の産業団地の広範囲に浸水し、500社近くが被害を受けた。

 当時、倉庫の壁が壊れて浸水し、機械設備がすべてに使えなくなったという玉家運輸倉庫株式会社(幸浦)は、台風後丸1カ月操業できず、完全復旧できたのは2020年の4月だったという。児玉聖司社長は「スピード感をもって対応してくれた。安心できる」と話した。
 

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