新人議員による市政報告【8】 小児医療費の無料化拡充と中学校昼食 公明党横浜市会議員団 安西ひでとし
2月から市会第1回定例会が始まり、来年度に行う様々な事業の予算案を審議しています。その中には公明党が要望して予算案に計上された事業もありますので、いくつかご紹介します。
まず、現在は就学前まで無料となっている小児医療費ですが、対象年齢が1歳引き上げられ、小学1年生まで拡充するための経費が計上されました。公明党は1992年に市会で初めて無料化を主張して以来、一貫して制度の拡充に努力してきましたが、予算案が議決されれば、今年10月から小学1年生までは医療費が無料となり、対象者数は約18万2000人から約20万7000人に増えます。今後は、所得制限の撤廃とともに小学6年生までの拡大を目指します。
中学校昼食モデル校
現在、市立中学校では昼食(弁当)の持参が原則となっていますが、ライフスタイルの変化や共働き家庭の増加などを理由に負担を感じている家庭も多くあります。そこで公明党は中学生に適したメニューを外部委託で提供できる仕組みを作り、従来の弁当持参と選択併用できるような「横浜方式のスクールランチ」を提案しています。
食育はもちろん、中学生に栄養バランスのとれた昼食を提供する必要な仕組みです。ようやく来年度の予算にモデル校実施にかかる経費が計上されました。
学校の耐震化前倒し
昨秋の決算特別委員会で、市立小中学校の校舎29棟で現行の耐震基準を満たしていないことと、76棟でコンクリートの強度確認が必要であることが私の質問で明らかになりました。
私は29棟について早急な耐震補強工事を要望していましたが、2月補正予算に廃校となった1棟を除く28棟の耐震補強工事が前倒しで計上され、夏休みに工事を予定しています。また、76棟についても1月末時点で55棟が調査を終え、すでに23棟でコンクリートの強度不足が確認されています。子どもの安全・安心のため、今後も調査していきます。
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