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港南区在住 山崎さん 横浜の近現代まとめ本に

文化

公開:2024年4月4日

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『横浜の近現代』を手にする山崎さん
『横浜の近現代』を手にする山崎さん

 港南区上大岡西在住の山崎富男さん(84)がこのほど、横浜エリアの近現代史を著者視点でまとめた「横浜の近現代 -人・街・自治-」を自費出版した。

 1940年生まれの山崎さん。東京大学理学部(地学科地理学課程)を卒業後、横浜市立高校(金沢高校、横浜工業高校)に30年間勤務した。

 退職後はカルチャーセンターと学習塾を合わせた「上大岡学習文化センター」を10年ほど運営。その後、福祉や介護サービスを提供するNPO法人の事務局長として70代前半まで働いた。

 発行した本は横浜市立高等学校等退職者の会(教友会)に加入していた2013年頃から同会の刊行物に執筆していた投稿文30編以上から「横浜」に関する16編をまとめた内容になっている。「教員として働いた30年。自分が長く住んだ愛着のある横浜の本を生きている間に発行したかった」と山崎さんは話す。

 2024年は日本の開国170年、横浜開港165年の年に当たる。同書は横浜の近現代史を題材としており、山崎さんが関心のある「人・街・自治」について記述してある。1章「横浜の市民自治の潮流を遡る」、2章「横浜の街づくりの基層を探る」、3章「横浜史の中の学校教育を考える」、4章「国際環境の中で横浜を俯瞰する」、5章「横浜史に関わった政治家三人を想う」の中に16編をまとめた。中には港南区にある横浜刑務所の移転史に関係する内容も盛り込んだ。「元気なうちに本ができて良かった」と山崎さん。

 税込1320円。同書は各区図書館で閲覧可能。書店流通はしていないため問合せは山崎さん【携帯電話】090・1205・7959へ。

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