日本初の鉄道が新橋―横浜間で開通してから140年目となる今年、世界最大級の鉄道模型博物館「原鉄道模型博物館」がみなとみらい21地区にオープンする。鉄道ファンのみならず注目が集まっており、観光客誘致にも期待が寄せられている。
同施設は、三井不動産株式会社がみなとみらい21地区の67街区に建設中のオフィスビル「横浜三井ビルディング」(2月末竣工予定)内の2階に開館する。
展示されるのは、鉄道模型制作・収集家として世界的に著名な原信太郎さんのコレクション約1千両。原さんが制作・所蔵する鉄道模型はギアやブレーキ、ベアリングなどの見えない部分まで実際の鉄道と同じ構造を持ち、動力もパンタグラフから電力を取り込むなどのこだわりで知られている。鉄のレールを「ゴトンゴトン」と音を立てて走る姿は、「実物の鉄道さながら」とファンからも高い評価を得ている。
施設は2つの鉄道ジオラマと3つの展示室で構成される。「いちばんテツモパークジオラマ」は、一番ゲージ(軌道が45㎜の鉄道模型)の室内ジオラマとしては世界最大級の約310平方メートルの広さを有し、ゲージが実際に走行する。また「横浜ジオラマ」では、1872年に日本初の鉄道が開通した横浜の様子を再現する。展示室スペースでは、原さんが所蔵する厳選の鉄道模型のほか、東海道新幹線をはじめとした一番切符のレプリカやアンティークグッズなど、鉄道ファン垂涎の希少作品を展示する。
施設のオープンは夏頃を予定。三井不動産では「鉄道開通の地、横浜の記憶を継承するとともに、産業の歴史や文化を学ぶ場として、横浜の経済、文化の発展に貢献したい」と話している。
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