世界最大級のジオラマを有する「原鉄道模型博物館」が7月10日、みなとみらいの横浜三井ビルディングに開館する。横浜の今昔を再現した展示などが話題で、鉄道ファンのみならず観光客誘致にも期待が寄せられている。
同館で展示されるのは、鉄道模型の収集・製作家として世界的に有名な原信太郎氏のコレクションから選りすぐった模型約1千両。その一部を世界最大級のジオラマなどで走行させる。
原氏は文具・家具メーカー「コクヨ」の技術者として世界中で模型を収集、製作し続けてきた。その模型の特徴は「本物への忠実さ」。ギヤやブレーキの構造はもちろん、パンタグラフは架線の高さに応じ伸縮する。
同館では開館記念として9月2日まで、約9千個の部品で精巧に実車を再現したイタリアの電気機関車「FS E626」の展示のほか、常設で東海道新幹線の一番最初に発券された切符のレプリカなど貴重なコレクションも多数展示する。
来場者数は年間20万人を見込んでおり、運営する三井不動産では「日本の鉄道発祥の地、横浜の記憶を伝承し、横浜の更なる発展や観光振興に寄与できれば」と話している。
開館は午前11時から午後6時。毎週火曜休館(祝日の場合は振替)。入館料大人1000円、中高生700円、小人500円。問合せは同館【電話】045・640・6699まで。
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