横浜市交通局は9月1日から、中区大和町エリアを走る市営バスの区間で、運賃をワンコイン(100円)とする社会実験をスタートさせた。徒歩からバス利用への転換を促進し、収益向上を目指す取り組みの一環として実施されるもので、期間は11月30日まで。
「ワンコインバス」が実施されるのは、市営バス20系統と222系統の「大和町1丁目」から「大和町2丁目」を経て「山手駅前」まで至る約930メートルの区間。同区間では期間中、通常の均一210円の料金ではなく100円(小児50円)の料金を適用する(スイカ、パスモ等は適用外、障害者割引なし)。
料金を通常より割安にすることで徒歩からバス利用への転換を促す狙いで、同区間を実験区間に選定した理由について市交通局では「直近に鉄道駅があり徒歩からの転換が見込めるうえ、(他社が運行しない)単独路線であること、乗車率にも比較的余裕があること」などを挙げる。
市営バスは前払い方式で「確実な運賃収受を行うため」大和町1丁目から山手駅前へ向かう片側路線だけが実施区間となっている。
交通局では期間中、1カ月ごとに1週間の検証期間を設け、つり銭機データによる利用実績を集計して効果を測定し、改めて導入を検討する予定。データの集計はこれからだが交通局では「現場からは徐々に利用者が増えてきていると聞いている」と話している。
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