老朽化や耐震性の問題から2013年3月に一時休館していた「横浜市民ギャラリー」が西区宮崎町に新装移転し、10月10日に開館記念式典が行われた。式典であいさつした林文子横浜市長は「市民の創作活動の新たな拠点として愛される施設になれば」と期待を寄せた。
新たな市民ギャラリーは旧職員厚生施設「いせやま会館」を改修、整備したもの。延床面積約3428平方メートル、地下1階から3階の展示室のほか、創作活動に使用できるアトリエなども整備されている。
1964年に全国初の市民ギャラリーとして中区に開設。昨年3月に市教育文化センターの閉館とともに一時休館となったものの、50年目の今年に新たに新装移転することとなった。移転前には年間50万人が訪れる市民の創作活動の拠点だった。
式典では林市長や指定管理者の横浜市芸術文化振興財団の澄川喜一理事長らがテープカットを行い、開館を祝った。三ツ山一志館長は「50年という市民ギャラリーの伝統を大切にしながら、若い作家たちを発掘し、紹介する使命を果たしていきたい」と話した。
同館では開館記念展を10月29日(水)まで開催。柳原良平や岡本太郎などの収蔵作品のほか、市民ギャラリーの半世紀の歩みを当時の資料や関係者インタビューなどで紹介している。
開館時間は午前10時から午後8時。休館日は毎月第3月曜日、年末年始。
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