2015年の年頭にあたり、本紙では中区の三上章彦区長に、昨年の振り返りや今年の施策などについて聞いた。三上区長は、安心・安全で活力のあるまち「中区」を目指し、地域福祉のさらなる推進を掲げた。(聞き手/本紙・清田義知)
――まずは昨年の振り返りをお願いします。
「中区では待機児童ゼロの継続、高齢者福祉の充実、防災減災の対策強化など様々な施策を進めてきました」
――力を入れた施策についてお聞かせください。
「『広域避難場所』である根岸森林公園で実施した防災訓練は、意義のあるものでした。学校などの『地域防災拠点』が被災して逃げ込むことができない場合、様々な状況に対応しなければならないという認識が高まったと思います。また、ラジオ体操を活用した健康づくりや、外国籍や外国につながる子どもたちを対象とした学習支援にも力を入れてきました」
――課題はいかがですか。
「高齢者の交通事故が多いことです。警察をはじめ関係団体とより一層協力していきたいと思います。また、待機児童ゼロなど子育て環境の充実化も大きな課題。中区では保育園児の駅伝大会に、認可保育所だけでなく横浜保育室の園長さんにも参加いただき、日頃から横の連携を深めています。そうした関係づくりは、子どもの入所申込があった際などの柔軟な対応につながると考えています」
――今年の重点施策は。
「具体的には在宅医療連携拠点の整備や商店街振興、都市間連携です。防災・減災と健康づくりの2枚看板はもちろん継続します。在宅医療については、医師会と協力し、具体的検討を始めています。商店街振興については、子育て支援につながる空き店舗の活用などを検討しています」
――最後に中区民へのメッセージをお願いします。
「だれもが安心・安全で活力あるまちだな、と感じてもらえるようにしたいです。そのためにも皆様と協働して、地域福祉の推進をはかっていきたいと思います」
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