神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2015年1月15日 エリアトップへ

“カジノ横浜誘致”に賛否 「有力」説浮上、熟議求める声

社会

公開:2015年1月15日

  • LINE
  • hatena

 安倍政権が「成長戦略の要」として位置付けるカジノを含む「統合型リゾート施設(IR)整備推進法案」(※)が、今年の通常国会で再提出される見通しだ。IR誘致を検討する横浜市は法案の行方を注視するが、風紀の乱れやギャンブル依存症などを理由に世論は割れる。

 林文子市長は法案が廃案になった後も、記者会見などでIR誘致への変わらない意欲を表明。候補地として有力視されていた東京都や沖縄県の知事が相次いで誘致に消極的になる中、「横浜有力」の声が高まりを見せている。

 IR開設の最大のメリットとして期待されるのが、その経済効果だ。周辺観光産業の振興や雇用創出など波及効果は大きいとされる。大和総研は、横浜、大阪、沖縄の3カ所にシンガポールと同規模のIRを建設し利益を上げると仮定した場合、建設による経済波及効果を約5・6兆円、運営の同効果を年間約2・1兆円と試算した。

経済効果に疑問

 昨年11月、「市民の市長をつくる会」(後藤仁敏筆頭代表)などから成るカジノ誘致反対横浜連絡会は「カジノは国際観光都市横浜にふさわしくない」と反対署名3000筆を市に提出。ギャンブル依存症で自己破産者や自殺者が増える可能性などを訴えた。

 共産党横浜市会議員団の大貫憲夫団長は「カジノはギャンブル。刑法で規定されるように明らかに違法」と話す。さらに経済効果についても「莫大な費用が必要となるが計算通り回収できるのか」と疑問を呈する。

 一方、「頭ごなしに『カジノを悪』として否定するのでは一歩も進まない。利用者を外国人に限定するなど、懸念事項を減らす議論を充実させるべき」と指摘するのは自民党横浜市会議員団の黒川勝副団長。カジノ誘致のプラス面、マイナス面を洗いだし、しっかりと検証・議論していくことの必要性を訴える。

市「国の動向注視」

 横浜市は昨年4月、部局をまたいだプロジェクトチームを発足。山下ふ頭が建設地と目されているが、市政策局政策課の担当者は「廃案になった現段階では、何ともいえない。国の動向を見ながら検討していく」と回答するに留めた。

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

中区・西区・南区版のトップニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

地域サロンが5周年

南区南永田団地

地域サロンが5周年

住民に愛される憩いの場

4月25日

3団統合し新体制に

中消防団

3団統合し新体制に

大規模災害への備え強化

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

50年後 中・西区は増

横浜市人口推計

50年後 中・西区は増

南区は2万9千人減

4月11日

文化の発展担い60周年

横浜市民ギャラリー

文化の発展担い60周年

アートを親しむ場に

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

中区・西区・南区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook