中区と埼玉県飯能市の友好交流事業第1弾、親子で参加する特別企画「青の学校」が8月5日に行われた。飯能市の親子を中心に19組38人が参加。中華街の重慶飯店別館で点心づくりや帆船日本丸の海洋教室に参加するなど、子どもたちは横浜を満喫していた。会場を訪れた三上章彦中区長は「飯能の子どもたちに横浜をより身近に感じて欲しい」と話していた。
この事業は、中区と飯能市が鉄道5社相互直通1周年を記念して2014年3月に友好交流協定を締結、その取り組みの一環として初めて開催された。両地域は鉄道直通の起点駅を持つ縁から交流を開始。すでに職員の間では相互訪問などを進めている。
今回は、両地域の職員をはじめ両商工会議所、横浜高速鉄道(株)、西武鉄道(株)の6者で協議会を設立し、その女性部会が企画。3日には飯能市で自然を満喫する「緑の学校」が行われ、中区の子どもたちが参加した。
中華街でプロの技体験
元町・中華街駅に集合した参加者らは重慶飯店別館で、木暮浩三料理長をはじめ中華の料理人から直に餃子のつくり方などを学んだ。ニンジンの飾り切りや薄皮のエビ餃子づくりの実演も披露され、子どもたちはプロの手さばきに見入っていた。鳥形の飾り切りに挑戦した飯能市の江原稜さん(10)は「すごい。家でも挑戦してみたい」と目を輝かせていた。
中華街を後にした一行は、子どもたちは帆船日本丸の海洋教室に、大人たちは横浜美術館で開催している「蔡國強展・帰去来」を鑑賞した。
当日参加した飯能市職員の堀内千恵さん(37)は「子どもたちのよい思い出として今後につながれば」と期待する。9歳の娘と参加した飯能市の横川尚子さん(39)は「子どもと一緒に何かに取り組むということが普段は少ないので、今回は貴重な経験になりました」と振り返っていた。
子育て世代が企画
今回の事業を企画した友好交流協議会の女性部会。「お母さん、お父さんにほっと一息を」として、一部は親子別行動に。中区区政推進課では「女性をはじめ子育て世代ならではのアイディア。今後も継続するか検討したい」と話していた。
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