西区在住の一栁大地さん(14)がこのほど、日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)の日本代表に選ばれ、8月に韓国で開かれる世界大会へ出場することになった。日本代表に選ばれるのは全国約750チームから18人のみ。一栁さんは「世界大会でも臆することなく、大きくプレーして楽しみたい」と意気込む。
日本代表選抜の知らせは5月29日に届いた。「トライアウトで自分より上手い選手が沢山いたので厳しいと思っていた」と一栁さん。
一栁さんは保土ケ谷区の岩井原中学校に通う中学3年生。中学硬式野球のボーイズリーグチーム「横浜泉中央ボーイズ」に所属し、練習場のある泉区の旧米軍深谷通信所の野球専用グランドに毎週通っている。
チームでは副主将を務め、4番・キャッチャーと攻守の要として活躍。6月4日には全国選手権大会の県予選2回戦が保土ケ谷球場で行われ、横浜泉中央ボーイズが湘南ボーイズを5対4で下し3回戦に駒を進めた。このまま勝ち進めば選手権大会が行われるのは世界大会の直後。帽子の裏に刻まれた「必笑」の文字を見せながら、「今大会は中学野球生活の集大成。まずは今大会に集中し、その勢いで世界大会、そして選手権に臨み、最後は必ずみんなで笑えるように」と意気込みを語った。
少年野球時代の言葉、今も胸に
兄の影響で幼稚園時代から野球を始め、小学校時代は西区の「シャークス野球クラブ」(現シャークス浅間野球クラブ)に所属。6年生の時には西区選抜チーム「オール西」でも活躍した。シャークスで培った「全員野球」の意識が今でも野球の原点と語り、横浜泉中央ボーイズ代表の羽太健一さんも「走攻守そろった稀有なタレント性もあるが、それ以上にチーム全体を見る気配りや日々の努力が素晴らしい」と称える。同ボーイズでの同僚の永井政幸選手と森野光志選手はシャークス時代からのチームメイト。「仲間とずっと一緒にやってこられたからこそ、今の自分がある」(一栁さん)
世界少年野球大会は韓国ソウルで開催される。初の世界大会への挑戦について一栁さんは「上手い選手のプレーから多くを学び、今後に活かしたい。そしてこれまで支えてくれた方々に恩返しするためにも、臆せず大きなプレーで頑張ってきます」と笑顔で語った。
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