横浜市中区の医師会、歯科医師会、薬剤師会による「中区三師会」のロゴマークがこのほど、同会懇親会において決定した。会員医院や薬局の証として掲示するほか、医療現場におけるさらなる連携強化が狙いだ。
三師会の懇親会は3月6日、横浜マリンタワー内のホールを会場に行われ、会員や地域医療の関係者ら約120人が顔をそろえた。
会場には事前に作成された5つのデザイン案が掲示され、参加者の挙手で投票。決戦投票を経て、中区の花である「チューリップ」をイメージしたデザイン=写真=に決まった。
決まったロゴを含めて5案のロゴは全て、アルファデザイン=中区相生町=の代表・佐藤理樹さん(45)が制作した。チューリップの花びらは清潔感や柔らかな雰囲気をイメージして医師会をブルー、歯科医師会をグリーン、薬剤師会をオレンジで表現。3枚の花びら(三師会)が重なり協力しあう様子と、化学式などで使われ薬とも関わりのある「ベンゼン環」の六角形をモチーフにしたという。
新しいロゴが決まり、中区医師会の秋山修一会長は「三師会が新しく共通のロゴマークを持つことで、今まで以上に結束が強まることを期待している」とコメントした。
”発祥の地”から発信
今回ロゴが決定した懇親会も「三位一体」の取り組みの1つ。これまでは役員の顔合わせ程度だったが、10年ほど前から会員が誰でも参加できる三師会懇親会を、年に1度各会の持ち回りで主催している。会を越えて顔が見える関係になることで、医療現場の情報伝達が円滑になったという。
今回の懇親会を主催した中区歯科医師会の池野雄二会長は、「在宅医療などますます地域連携が求められる時代。歯科医療をはじめ様々な発祥の地でもあるこの中区から、発信し続けていきたい」と話している。
ロゴは今秋をめどに会員医院・薬局に掲示予定。
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