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帆船日本丸・第1号ドック 20年ぶりの水抜き 改修工事の一環で年内に

文化

掲載号:2018年12月20日号

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前々回の1990年度の様子。船底と石造りドックがあらわに(帆船日本丸・横浜みなと博物館提供)
前々回の1990年度の様子。船底と石造りドックがあらわに(帆船日本丸・横浜みなと博物館提供)

 帆船日本丸が係留されている「旧横浜船渠第1号ドック」の水抜きが行われている。年内には排水を完全に終え、船底や深さ11mにもおよぶ石造りのドックの全容が20年ぶりに明らかになる。この貴重な機会に際して市港湾局では1月13日(日)と14日(月・祝)の2日間、参加無料の見学会を実施する。

 今回の排水作業は、2018年度から2年にわたり行われている帆船日本丸の大規模改修工事の一環。1999年以来、20年ぶりとなる。ドック内の海水をすべて排水し、ドックの底にある支持台に船を固定、そのうえで普段確認することのできない船底などをチェックし、塗装や木甲板の張替え、漏水防止工事などの補修を行う。

 1999年に実施された前回の排水作業にも立ち会った、横浜みなと博物館の志澤政勝学芸課長は、プロペラや船底などを含めた日本丸の船全体が確認できる貴重な機会と指摘する。また軍事関係を除き民間会社が所有したドックで、現存するものとしては最古と説明。今回の水抜きは第1号ドックの構造物全容と状態を確認する重要なタイミングという。

 第1号ドックは1898年12月竣工。船を入れ排水して船の修繕や検査などを行う「ドライ・ドック」としてつくられた横浜港を代表する重要な土木構造物だ。船舶の大型化により1918年には全長が168mから204mに延長。幅は23m、深さ11mと圧巻の規模を持つ。

 2000年には国重要文化財に指定、07年には近代化産業遺産に認定されている。帆船日本丸も昨年9月に国の重文となっており、ドックの水抜きは日本丸の保存維持のための改修工事の一環によるもの。志澤学芸課長は「次はいつになるか分かりません。この機会に足を運んでほしい」と話す。横浜みなと博物館では、来年2月に企画展「横浜船渠 ドック物語」の開催を予定する。

貴重な機会に見学会

 見学会は1月13日(日)と14日(月・祝)の2日間、開催される。各日午前9時30分〜午後3時30分、約40人ずつのグループで6回実施。市内在住・在勤・在学で中学生以上が対象。応募は港湾局HP(http://www.city.yokohama.lg.jp/kowan/)から、または往復はがきで。応募締切は26日(水)午後11時59分。詳細は港湾局賑わい振興課【電話】045・671・2888へ。
 

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