神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2019年12月5日 エリアトップへ

さくらホームレストラン 街ぐるみで地域食堂 食を通じた多世代交流の場に

社会

公開:2019年12月5日

  • LINE
  • hatena

 関内さくら通りの「泰生(たいせい)ポーチ」=中区相生町=で開催している「地域食堂」が賑わいを見せている。6月からの試験的な開催を経て、来年2月からの本格実施が決まった。

 低価格で温かい食事が提供される「地域食堂」。不老町などの子ども食堂を手伝うメンバーらが「人通りの多い関内の中心地でもできないか」と検討を重ね、6月にプレオープン。エリアの特性を考えて誰もが利用できる地域食堂にした。隔月1回のペースで周辺町内会やまちづくり振興会、飲食店からの食材提供など協力を得ながら有志で運営する。

 基本メニューはカレーとサラダで大人300円、子ども100円。ほぼ告知をしなかったが、口コミで回を重ねるたびに利用者が増加。3回目の開催となった11月20日に提供されたキーマカレーも大好評で、約2時間の営業時間であっという間に80食が完売した。

 地域食堂の名前は「さくらホームレストラン」。同通りで50年間親しまれ、2年前に閉店した「山田ホームレストラン」の山口美奈子さん(74)が、ボランティアの中心人物の一人であることから名付けられた。「私自身も活動が楽しみ。元気をもらっている」と山口さん。町内会の役員を務める湯川勝明さんも「地域の老若男女が同じ場所でご飯を食べることで顔見知りになれたら」と期待する。

 実際に地域住民のほか保育園帰りの親子、サラリーマン、飲み会前の腹ごしらえに訪れる若者まで利用者は幅広い。店内ではご近所さんや知らない人同士が食卓を囲み、自然と会話が生まれる空間になっていた。運営グループの代表を務める後藤清子さん=人物風土記で紹介=は「『孤食』の問題は子どもに限ったことではない。若者や高齢者など誰もが安心して食事ができる場所を提供したかった」と話し、飲食店が多い関内ならではの「食を通じた多世代交流」の取り組みに手ごたえを感じている。

 利用者が増えたことと、多世代交流拠点として地域のニーズを聞き出す機会を増やすため、来年2月から月1回、第3水曜日の定期開催が決定。今後は出張食堂など新たな取り組みも予定しているという。

 さくらホームレストランでは米や野菜など食材の提供を受付中。(問)ピクニックルーム【電話】045・264・8584
 

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

中区・西区・南区版のトップニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

地域サロンが5周年

南区南永田団地

地域サロンが5周年

住民に愛される憩いの場

4月25日

3団統合し新体制に

中消防団

3団統合し新体制に

大規模災害への備え強化

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

50年後 中・西区は増

横浜市人口推計

50年後 中・西区は増

南区は2万9千人減

4月11日

文化の発展担い60周年

横浜市民ギャラリー

文化の発展担い60周年

アートを親しむ場に

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

中区・西区・南区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook