中区西区内の繁華街を中心にフード・手土産のデリバリーサービスを展開するスカイファーム(株)(木村拓也代表取締役)=西区みなとみらい=が、新型コロナウイルス感染防止対策で苦境に立つ飲食店を救おうとマーケティング支援に取り組んている。
同社は、2015年7月に設立。ランドマークプラザ地下1階「BUKATSUDO#10」を拠点に横浜ランドマークタワーの就業者限定で館内の飲食店の料理を宅配するサービスをはじめ、横浜駅やみなとみらい21地区、関内、元町、中華街エリアの商業施設や飲食店と加盟店契約を結びエリアに特化したデリバリーサービスなどを展開している。また、横浜市経済局や三菱地所などが進める「イノベーション都市・横浜」の取り組みにも携わり、YOXOBOX(よくぞボックス)=中区尾上町=の運営業務等を担当している。
同社が運営する「NEW PORT」(ニューポート)=写真=は、地元人気店など同社が定める基準を満たす飲食店のみを掲載する横浜の「名店」が並ぶウェブプラットフォーム。
新型コロナウイルス感染拡大防止対策の影響から「来店が減少しているレストランをはじめ、小売店や商業施設、商店街などのマーケティング支援を強化したい」という想いなどがあり、3月に資金調達を実施。ニューポートの更なるシステム開発や「カスタマーサクセスチーム」を創設し、救援を求める飲食店へマーケティングを通じた支援の幅を広めていく。
デリバリーが来店機会に
同社広報担当の榎本祐作さんは「飲食店の来店者が減少している今、デリバリーサービスを通じてお客様にお店の魅力を発信することが大切」と話し「同感染症の収束後に、お客様がデリバリーを通じて出会った飲食店に来店してくれると嬉しい」と思いを語る。
4月24日現在、同社には飲食店などから100件近く宅配サービスの問合せがあるほか、横浜中華街発展会などの街の団体と連携するなど、支援を強化している。
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