2013年度の市予算案が発表され、各区の自主企画事業の概要も明らかになった。中区・西区ともに12年度同様「地域防災」に重点を置き、中区は児童虐待への取り組み、西区は街の歴史を生かした魅力アップ事業など独自の施策にも力を入れる。事業案は開会中の市会定例会で審議される。3月26日にも議決される見込み。
安心と活力を実感する街へ
中区の自主企画事業予算は1億1832万円。「誰もが安心と活力を実感するまち中区・住んで良し、働いて良し、訪れて良し」の考えのもと編成された。
災害対策として自助・共助の取り組みの浸透や耐震化の取り組みを推進し、防災力強化を目指す。また児童虐待の未然防止対策や、横浜中華街のゴミ排出状況改善を掲げる「ヨコハマ3R夢プラン」の推進に積極的に取り組む。
6分野の自主企画事業(表参照)の中で重点政策事業に位置付けているのが、防災・減災行動の啓発や災害時の要援護者対策を推進する「地域防災力向上事業」(526万円)と、乳幼児健診の充実や担当職員のスキルアップなどで養育不安のある親を支援し、児童虐待を防止する「みんなでSTOPザ虐待」(359万円)となっている。
「つながり」で誰もが幸せな街へ
西区の自主企画事業予算は1億826万円。「つながりを大切に 誰もがにこやかしあわせなまち 西区へ」との考えで編成された。
市街地や横浜駅周辺地区、みなとみらい地区など性格の異なるエリアで構成される西区。人や空間をつなげつつ、地域特性に応じた災害に強いまちづくりを推進するため、14年度の区制70周年に向けた魅力アップ事業など5分野の自主企画事業(表参照)に取り組む。
重点政策事業としては津波避難対策や防災訓練を実施し、防災力の強化を図る「地域防災活動推進事業」(600万円)や、「新しい街」と「昔ながらの町」の交流を生み、区の歴史遺産や魅力を再発見する「西区の温故知新!魅力アップ事業」(700万円)などを掲げている。
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