横浜市がこのほど発表した2015年度予算案で、中区・西区の自主企画事業予算案が明らかになった。中区は前年度比842・8万円増の1億148・9万円。西区は同168・3万円増の9千605・3万円で、両区とも前年度を上回る予算案となっている。
区の自主企画事業の予算は、区が地域の身近な課題やニーズにきめ細かく対応するためのもの。中区は「誰もが安心と活力を実感するまち」、西区は「つながりを大切に誰もがにこやかしあわせなまち」を掲げる。
中区
15年度は「子どもから高齢者まで共に支え合うまちづくり」など4つを掲げる。
中区は18区で児童人口1千人あたりの児童虐待発生件数が最も多いこともあり、新規にひとり親家庭に対する相談支援の強化(83・6万円)を盛り込むとともに地域の見守り力アップ事業などを展開。
高齢化率が5割を超す寿地区の対策として、有効な支援手法確立などに向けた分析を行うため100万円を付けた。
地域の活力づくりに向けた「中区商店街魅力アップ事業」(160万円)や、横浜の中心地として魅力を国内外にアピールするとして韓国仁川広域市や岩手県釜石市など4都市との「都市間交流事業」(142・5万円)も新規に計画している。
西区
西区は、地域福祉保健計画推進などによる地域のつながりづくり支援を基本として、安全・安心なまちづくりや健やかに暮らせるまちづくりなど6つの取組を柱としている。
主な事業としては、地域の特性に応じたきめ細やかな支援を行う「地域防災活動推進事業」(790・2万円)や東京五輪に向けたスポーツ振興及び健康づくりの「スポーツ振興事業」(355万円)、現状や課題を把握して活性化を目指す「商店街活性化事業」(353・4万円)、誰もが楽しんでまち歩きができる「回遊性向上事業」(338万円)などを盛り込んでいる。
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