西区内の事業所が消防技術を競う「西区自衛消防隊消防操法技術訓練会」が5月末に行われ、27事業所44隊が日頃の訓練成果を競った。3部門のうち2部門の最優秀チームは10月に行われる市大会に西区代表として出場する。
自衛消防隊は、消防法により大規模建物等で設置が義務付けられているもので、災害時に消防隊が到着するまでの間に初期消火や避難誘導などを行い、被害軽減を図るための組織。
大会は、「屋内消火栓I」(女性の部)、「屋内消火栓II」(男性または男女混成の部)、「2号消火栓」の3部門で争われた。
屋内消火栓I部門の最優秀(1位)は「ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルA」=写真上。普段は接客や調理を行うスタッフが日々訓練を重ねる。3度目の出場で初の1位を獲得した溝口真喜乃さん(23)は「全てはお客様の安全を守るために訓練してきたが、最優秀という評価を頂けたのはやっぱり嬉しい」と喜びを語る。
屋内消火栓II部門の1位は「横浜ランドマークタワー本部自衛消防隊」=写真中央。同館で警備等を担当する株式会社全日警の警備隊で組織され、男女混成チームでの1位は初。昨年の市大会での優勝経験を持つ入口百恵さん(24)と樋口ななえさん(24)を中心に、「市大会でもチームワークで混成の部初優勝を狙いたい」と意気込む。I・II部門の最優秀2隊は市大会に西区代表として出場する。
二人一組での参加となる2号消火栓の部の1位は「ハートケア横浜自衛消防隊」=写真下。普段は入居者の介護や通所リハビリを担当する丸岡聡志さん(36)と泉元龍也さん(23)。昨年に続き1位を獲得した丸岡さんは「このような評価が入居者の方々の安心に繋がれば」と笑顔で語った。
大会を主催した西消防署は「西区は多くの大規模集客施設を抱え、防災意識の高い事業所が多い。訓練で得た技術を万が一の際に生かしてほしい」と話した。
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