中区本牧を拠点にするJ3のYSCCが、50歳以上の新チーム「YSCC50」を4月15日付で設立した。50歳で活躍し続けるキングカズこと三浦和良選手(横浜FC)に負けず、県・市のシニアリーグに参戦。50代の横浜サッカー界を盛り上げる。クラブ設立当初から関わるメンバーを中心にプレーし、生涯スポーツとしてのサッカーを楽しんでいる。
YSCCはこれまでJ3で活動するトップチームにつながる育成年代のほかに、誰でも参加できるミドル(30代)、シニア(40代)のチームがある。今回、1986年のクラブ設立からのメンバーが50代を迎えたのを機に、新たに50歳以上を対象にした部門を立ち上げた。YSCCによれば、Jリーグで公に登録している50代以上のチームを持つクラブは他にないという。
Jクラブでは初
選手は21人。クラブ設立時に20歳前後でクラブに関わり続けているメンバーを中心に、その友人などが加わる。クラブ理事長の吉野次郎さん(52)も選手のひとり。「幼児からシニアまでの生涯スポーツを柱とするクラブなので、50代以上のチームができたのは自然な流れ。クラブに愛着あるメンバーが多いということでもあるので、有り難いですね」と心境を話す。
4月15日には地元のシニアチーム・AS本牧とのチーム初戦が行われ、1対0で勝利。吉野理事長もセンターバックとしてフル出場。記念の一戦を完封勝利で飾った。
今後は5月に開幕するO―50(50歳以上)神奈川リーグや、市内のシニアマスターズリーグに参戦。年間通して試合を行う。
練習場所や試合会場は区外が中心。吉野理事長は「市内に練習で使える施設があまりないのが現状。そうした施設環境が整備されることで、生涯スポーツの輪も広まるのでは」と期待を寄せた。
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