中区の新本牧地区連合町内会(宮本僚太郎会長)が6月23日で4年連続の無火災を達成した。7月28日には市長表彰の授与式が同地で行われる。中消防署によれば、市内でも火災発生件数の多い中区内で無火災による市長表彰は過去に例がないという。
連続無火災による表彰は、対象となる自治会町内会の世帯数によって異なるが、5千世帯未満の場合は3年で局長表彰、4年で市長表彰となる。
同連合町内会は1533世帯が加盟。パークシティ本牧自治会、本牧和田コミュニティ、本牧宮原住宅自治会、イオン本牧自治会、ベイシティ本牧南自治会(18年4月で退会)、ルネサンスシティ本牧自治会、グランドメゾン本牧自治会の7団体で構成される。
連合町内会の宮本会長は「それぞれ新しい住民が多いコミュニティだが、各自治会とも防災・防火の意識が高い」と4年連続無火災達成の理由を推測する。
防火意識はゴミ出しから
その意識は日々のゴミの出し方からも。「やはり夜間にゴミが出されると放火のリスクがあって危険。他にも資材置き場の管理など、細かい部分で防火情報を共有しています」と話す。年末には合同の夜間パトロールを実施しているほか、年5回ほど各自治会が集まる場を設け、防火・防災マニュアルの改善点を意見交換している。
また、新本牧地区はエリアによって消防の管轄が北方出張所、本牧和田出張所の2つに分かれている。火災発生訓練などでは「ただ避難するだけでなく『どこが火事なのか』を理解して行動するのが大事」といったアドバイスを消防からもらい、活動に活かしている。
若年層につなげる
「若年層に防火・防災意識を持ってほしい」と昨年度から、本牧小学校の土曜参観に合わせた拠点防災訓練も実施。更なる無火災継続に向け、住民意識を高めている。
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