中区石川町の絵本カフェ「ひらがな商店街アートスペース『と』」で7月23日、朝食を提供する「ひらがな食堂」がオープンした。
この食堂は、不登校傾向の学生などが朝ごはんを食べて生活リズムを整える場となる青少年支援を目的に、日本郵便の助成事業として実施しているもの。高校生から20代の若者に、食堂の調理や接客の手伝いをしてもらうことで、自立や就労支援につなげていくねらいもある。店長の杉本豪さん(28)は、DJなどの音楽活動を行う傍ら朝の時間を活用して同食堂で働くことで、副収入を得ることができたという。
食堂は誰でも利用できて、地元農家の野菜を使った日替わりの副菜2品にごはん、味噌汁などが付いて子ども200円、大人400円で提供。習慣化を促すためスタンプカードを活用する。今後は農場体験や子育て世代対象の料理教室など、食のイベントも開催予定だ。
実家が八百屋だという杉本さんは「野菜が本当に美味しい。サラリーマンや自分と同年代の若者にもぜひ立ち寄って欲しい」と利用を呼びかける。食堂を運営する(一社)自在代表の今井嘉江さんは「皆で顔をあわせて食事をすると不思議と美味しく感じるもの。朝ごはんを通じて人と食、地域がつながる場所になれば」と話している。平日午前7時から10時。(問)【電話】045・263・6489。
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