横浜市が市内中心部や臨海部で進めているコミュニティサイクル事業「ベイバイク」の自転車貸出返却拠点(ポート)が、8月から西区の区役所前や掃部山公園など既成市街地内8カ所に新設される。街の回遊性向上が目的。
ベイバイクは登録制の自転車レンタル事業。市とNTTドコモの子会社「ドコモ・バイクシェア」が協働で運営し、2014年から本格実施している。今年7月末時点で62カ所のポートがあり、事前登録を行えばどの場所からも30分162円で電動アシスト付き自転車を利用できる。平日は主に通勤、休日は観光の足として使われている。
これまで西区には20カ所のポートがあったが、その大半はみなとみらい地区に集中。西区役所では既成市街地と呼ばれる戸部や平沼周辺にも人の流れを作り、街の回遊性を高めようと市都市整備局と連携し、今回のポート新設が実現した。
掃部山公園など8地点に新設
設置されるのは西区役所(2カ所)、戸部公園、西平沼橋バス停、ふれあい歩道橋下、高島交番横、横浜スカイビル前、掃部山公園の8地点。9月末にかけて順次設置される。自転車台数は3〜9台で地点により異なる。
8月6日にはさっそく区役所の2カ所と高島橋北東側のふれあい歩道橋下にポート設置が完了。真っ赤なベイバイクの車体がお目見えした。みなとみらいから既成市街地への観光客流入などが期待される一方、住民にとってもみなとみらい地区へのアクセス向上となる。市営バスの292系統は浅間町車庫前から岡野、西区役所周辺、戸部を経由しパシフィコ横浜へ至る路線だが、1日の運行数は4本。ベイバイクにより気軽にみなとみらいへ行けるようになった。
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