中区を拠点に活動する認定NPO法人・横浜移動サービス協議会(服部一弘理事長=人物風土記で紹介=)が7月29日、関内駅前の商業施設セルテ11階にコミュニティサロンを開所させる。同サロンは介護予防推進を進める地域の居場所。山野上啓子副理事長は「色んな人が集まる拠点となれれば」と話す。
中区初の通所型支援
同サロンは、横浜市が進める介護予防・生活支援サービス補助事業の一環。一人暮らしの高齢者や障害者など要支援者がサロンに訪れることで、見守りの強化など地域コミュニティの形成や介護予防に繋げていく通所型支援の役割を担っており、中区では初めての拠点となる。
サロンの開催日には、主に書道やパソコン教室などのカルチャー教室をはじめ、ハンドメイド工作や紙芝居のワークショップなどが行われる。そのほか、関内駅前という立地を生かした周辺の散策や商業施設内の飲食店と協力した取り組みなど、既にさまざまな企画が進行中だという。
関内駅前の商業施設セルテ11階に位置する同法人オフィス内での運営を始めるにあたって、中区社会福祉協議会、中区役所、不老町地域ケアプラザが連携し、昨年の秋頃から方針や内容が練られてきた。取り組みのきっかけとなったのは介護福祉士の資格を持つ山野上副理事長の思い。障害者に接するうちに「決まったことをただこなすのではなく、その人の能力や意思を反映させることができる環境があれば」と考えたという。
その思いは同サロンでの運営方針に反映され、今後取り組みに利用者が企画した内容も盛り込んでいく。山野上副理事長は「足を運ぶ人たちが介護予防を目的とするのではなく、何かに挑戦する”自分たちが輝く場”になってほしい」と話し、同サロンは”始まり”という意味の「アペリティーヴォ」と名付けられた。
同サロンは原則、毎週水曜日の午前11時30分から午後4時まで開所。参加・見学希望者は事前に連絡を。問い合わせは、同法人【電話】045・212・2863
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