トップインタビュー 「横浜港の活性化に一役」 株式会社ポートサービス 井上 茂常務取締役
―今年の夏に海上交通船シーバス ゼロが就航しました。
昨年9月の大型台風でシーバス3号が沈没被害に遭いました。その3号に変わる新たな交通船として生まれたのがシーバスゼロです。沈没直後には、日頃からお世話になっている企業様などからたくさん応援の言葉をいただいたことや横浜港周辺で再開発が進み音楽アリーナなど魅力ある施設が続々とオープンしている状況を鑑み、社員一丸となり再起を誓いました。その象徴がシーバスゼロの就航です。
―改めて御社の事業を教えてください。
1953年に藤木企業や東京汽船、横浜市など4者が出資して、ポートサービスを設立しました。マリーンルージュとマリーンシャトルの観光船や海上交通船シーバス4隻、工場夜景クルーズ「ペガサス」を運航しているほか、船内レストラン事業も手掛けています。また、横浜港で事業を行う企業の船員を運んだり、船と護岸をロープで繋ぐ作業なども実施しており、横浜港を中心に幅広い事業を展開しています。
―横浜港の魅力、事業展開について。
観光名所がたくさんあり、再開発が進むみなとみらい21地区をはじめ、山下地区など素晴らしい景色と1日中楽しめる仕掛けがある地域。弊社では、そんな資源を活用させていただきながら事業を展開していくことに力を入れています。例えば、みなとみらい21地区では音楽施設が次々と開業しているので、各施設と連携し船上でのコンサートを取り入れたツアーなどを組むことで港と陸地の回遊性を生ませるきっかけづくりができればと考えています。
―地域と連携した事業はございますか。
約25年前から山下・元町・中華街・山手地区の観光事業者や商店街の方と一緒に「リアル横濱観光振興協議会」を組織し、GW期間中に観光キャンペーンを実施するなど、街と企業が一丸となって活動しています。現在は新型コロナウイルスの影響があり、イベントなどが開催できない苦しい状況です。それでもシーバスゼロに込めた想いを胸に、ゼロからのスタートで地域との連携を強化しながらwithコロナ時代ならではのプランで横浜の観光を盛り上げることに尽力していきます。お客様にシーバスが横浜の宝だと言ってもらえるような事業を展開していきたいです。
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