神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2021年2月11日 エリアトップへ

山手でウェブ交流会 人を本に見立て相互理解 プロ手品師、思い語る

社会

公開:2021年2月11日

  • LINE
  • hatena
手品を披露するシリュウさん
手品を披露するシリュウさん

 障害などのある社会的マイノリティーの人を「本」に見立て、読み手との対話から相互理解を深めるイベント「ヒューマンライブラリー」(HL)が2月6日、山手オープンタウン(楠孝司代表)の主催で開催された。新型コロナ感染拡大防止のため、オンラインで実施。本役は片腕の手品師・シリュウさんが務め、手品や自身のストーリーを語った。

 同イベントは、障害のある人とない人とが交流し、より生活しやすいまちを目指す任意団体「山手オープンタウン」が主催し、麦田地域ケアプラザの共催で実施。昨年2月末に同様のイベントを中区大和町で企画していたが、新型コロナ感染拡大防止のため、延期となっていた。

54人が参加

 コロナが収束しないなか、ウェブ会議ツールZoomを使用することで1年越しの開催にこぎつけた。参加者は、中区内の自治会町内会の役員をはじめ地域住民や介護事業者、行政関係者など総勢54人。一般的にHLは、司書役と本役(語り手)、読者に分かれ4人程度の少人数で行われるが、今回は最初に本役1人の発表を参加者が全員で聞く形式。終了後に質問時間を設けたほか、5人ごとの小グループに分かれ、15分間意見交換も行った。

 当日は、難病を患うアッピーと母親が司会を務めた。本役は、小学1年生の時に交通事故に遭い、左半身が不自由となり現在は、プロの手品師として活動する片腕の手品師・シリュウさんが担当した。

『弱みは強みだ』

 「片手で手品をするのは困難だと思われるが、片手でできる手品を開発し日本では、2人しかいないプロ手品師になれた」とシリュウさん。HLでは、本のタイトルを『弱みは強みだ』と付け発表した。冒頭はトランプを使ったマジックを披露。オンラインでも、参加者を巻き込みながら手品を成功させ、場を盛り上げた。また交通事故により左半身が不自由になり、片腕で生活するなかで感じた思いや、21歳のときに、おもちゃ屋さんのイベントで出会った師匠がきっかけで手品師になった経緯などを語った。

 質問タイムでは、事故後の学校での生活や日常生活などについても触れ、シリュウさんだけでなく、障害がある参加者の経験談も共有。HLに臨んだシリュウさんは「初めてのオンラインで慣れないこともあったが、このような活動で障がい者への理解が深まれば嬉しい」と感想を話した。また、退職後、地域活動に注力する主催団体の楠代表は「地域に住む人々が障がい者の声を生で聞く機会は障がい者に対する偏見を減らし、どんな人にも開かれた街づくりへと繋がるのでは」と期待を述べた。

5月9日は馬車道であいすくりーむの日イベント

チャリティ協力者に馬車道あいすをプレゼント。11時~配布スタート

https://www.bashamichi.or.jp/

<PR>

中区・西区・南区版のトップニュース最新6

26年ぶり全国Ⅴ

中本牧リトルシニア

26年ぶり全国Ⅴ

山中市長に優勝報告

5月2日

「あぶ刑事」一色に

ロケ地横浜

「あぶ刑事」一色に

あす、よこはまパレードに登場

5月2日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

5月2日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

地域サロンが5周年

南区南永田団地

地域サロンが5周年

住民に愛される憩いの場

4月25日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook