2019年の幕開けにあたり、本紙は西区の寺岡洋志区長にインタビューを行い、区長一年目のこれまでや、今年の重点施策などを聞いた。(聞き手/本紙・小宮浩義)
――区長就任1年目のここまでを振り返って。
「地域の行事にたくさん参加させていただきました。イベントに参加する中で印象深いのが、街の人たちの自分の街への愛情の深さです。地域のことに一生懸命取り組んでいらっしゃり、新たに西区勤務となった私のことも、温かく迎えてくださいました。区内の企業の皆さんにも、地域清掃活動をはじめ一緒に街を良くしようとご協力いただいています」
――今年度重点を置いている施策の進捗は。
「今年度はにこまちプラン(地域福祉保健計画)5年計画の3年目。地区ごとに目標を掲げ、取り組みを進めて頂いています。たとえば第3地区では移動支援バス『おでかけ3』の試行運転が始まるなど、できることから始めようという『にこまちプラン』の精神そのものを感じます。地域の居場所づくりでは、だれでも気軽に立ち寄れるカフェや広場、みんなの食堂やこども食堂等、つながりを深める取り組みや空間が広がっています」
――区政全般で2019年に向けての事業は。
「地域のつながりは西区の宝です。これをしっかり維持できる担い手づくりをさらに進めていきます。地域活動の入口としては、学校の存在が大きいです。保護者の皆さんに地域のことを知っていただくとともに、子どもたちに向けた啓発にも取り組みます。また、ラグビーW杯やアフリカ開発会議など、イベントが続きます。ラグビーW杯では臨港パークに『ファンゾーン』も設けられます。地元区としてにぎわいづくりにも協力していきたいです。区内の回遊性向上にも取り組みます。昨年から区内でのポート拡大が進むベイバイクを生かし、西区巡りができるマップの製作なども行います」
――昨年西区内では3件の重大な交通事故がありました。今後に向けての取り組みは。
「若い方が犠牲となる事故が相次ぎました。警察署をはじめ、関係機関と連携し、改めて交通安全の啓発に取り組んでまいります。県警の調査により、区内でも危険なバス停が見つかりました。地域の方と十分に話し合いながら、移設が必要であれば取り組みます。特に(事故が発生した)北軽井沢の場合、地域の方が安心できる、具体的な改善策を示していきたいと思います」
――区民に向けてメッセージをお願いします。
「にこまちプランのテーマにあるように、『誰もがにこやかに幸せに暮らせる街』をめざして地域の皆さん、区内の多くの企業と連携しながら街づくりをすすめていきたいと思います。引き続き区役所は一丸となって頑張っていきます。今年もよろしくお願いします」
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