第65代 (一社)横浜青年会議所理事長を務める 殿内 崇生さん 西区在住 38歳
「創発」でムーブメントを
○…300人超の有志が集う(一社)横浜青年会議所(以下、横浜JC)。そのメンバーは、職種や役職、会社の規模など、属性は多様で幅広い。「これからはより一層、相互理解が求められる。かじ取り役として力を発揮していきたい」と自ら理事長に手を挙げた。
○…今年度の運営テーマは「創発」。「一人ひとりが歩みだす一歩一歩の掛け算が、結果として大きなムーブメントを創り出す」と、その言葉に込めた思いを語る。横浜開港祭やサマーコンファレンスなど、事業の継続性を保ちつつも、担当するメンバーには「少しでも進化できるよう事業の在り方を追求してもらいたい」と話す。今後は「横浜ならではの新たなブランドを生み出したい」と意気込む。
○…「視野を広げたい」と2008年に横浜JCの門を叩いた。11年にサマーコンファレンスの副委員長になり、日本JCにも出向、「人の輪が一気に広がった」。そして14年、組織の要である専務理事を経て昨年は一大事業である横浜開港祭の実行委員長に。「仲間が支えてくれたからこそ成し遂げることができた」と謙虚に語る。自身について「強力なリーダーシップで組織を引っ張るというよりも、皆の能力を引き出し全体の力を上げていくタイプ」と分析する。
○…保土ケ谷区出身。普段はパトカーや防衛関係などの特装車を製造する(株)トノックス=平塚市=の取締役を務める。大学では理系学部で学び、電化製品のプリント基板を扱う会社で5年間営業を経験。その後、転職し1年ほど米国赴任も。07年に父が社長を務める現在の会社へ。今年は仕事に理事長にと多忙を極めるが「あまりストレスを感じないタイプ」と笑う。「仲間とお酒を飲むのが大好き」と気分転換は得意のようだ。理事長の役割については「関わる方々や団体とのウィンウィンの関係づくり」とし「先輩方に教えを請いながら、みんなを巻き込んでいきたい」と語った。
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