神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2016年2月11日 エリアトップへ

着物による国際交流を目指し活動中の 岡谷 智巳さん 松見町在住 36歳

公開:2016年2月11日

  • LINE
  • hatena

日本の魅力、伝える存在に

 ○…着物教室や外国人向けの着物体験、出張着付けなどを通じて日本文化の普及に努める。「日本人の心を表現した衣装。先人の生活の知恵と職人技が表れているので、探究心は尽きない」と着物の魅力を語る。着物による国際交流ビジネスを手掛けようと、約2年前に会社を設立。人と人が結ばれていく場になることを願い「結(ゆう)」と名付けた。現在は、昨年好評だった「ひな祭りパーティー」の開催に向けて準備中だ。

 ○…西寺尾小出身。「着物を着たのは七五三と成人式だけ」と苦笑いする。ピアノとバレエを習い、中高はミッション系。むしろ、日本文化とは縁遠い生活をおくっていたが、日本女子大2年時にカナダへ短期留学し一変。同世代の若者と交流するたびに、彼らの自国文化に対する意識の高さに驚かされた。「日本文化について答えられない自分にショックを受けた」。帰国後、ゼミで日米文化の比較研究に没頭した。

 ○…広告代理店に就職。消費者ニーズを調査し、販売手法を提案するマーケティング部門で力を発揮したが、「最終的な成果を見届けられないもどかしさがあった」。3年後に転職し、自由な時間が増えた。企業の広報担当として働きながら、着付け教室に通い始めた。「母の着ていない着物がもったいなくて」と当時を振り返る。いつしか自分の思いを伝えたいと思うようになり、銀座の呉服屋での修業を経て、念願の独立を果たした。

 ○…趣味は海外旅行。「多くの民族衣装に身を包んだが、どこの国でも自然と盛り上がることが分かった」。起業はスカーフのようなもので頭髪を隠す、イスラム圏の女性衣装を着たときの体験がヒントとなった。代表として活動する一方、子どもたちに勉強を教える先生としての顔も持つ。応援してくれる父の存在は大きい。まだ夢へ向かって歩み出したばかり。「着物による国際交流を提供していきたい」と前を向いた。

神奈川区版の人物風土記最新6

鈴木 茂久さん

新たに神奈川区長に就任した

鈴木 茂久さん

保土ケ谷区在住 55歳

5月2日

嶋崎 孝浩さん

4月に神奈川図書館の館長に就任した

嶋崎 孝浩さん

立町在勤 60歳

4月25日

久保田 剛さん

この春から神奈川警察署の署長を務める

久保田 剛さん

神奈川在勤 58歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

福田 茂さん

4月1日付で神奈川消防団の団長に就任した

福田 茂さん

幸ケ谷在住 65歳

4月4日

小谷野 貴弘さん

南神大寺小学校の創立50周年記念事業実行委員長を務めた

小谷野 貴弘さん

神大寺在住 42歳

3月28日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

神奈川区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook