てんこもりのわの代表で、ヨコハマ市民まち普請事業の最終審査に向け準備を進める 加山 勢津子さん 松見町在住 59歳
持続的に多世代が集う場を
○…松見町で築50年の戸建てを拠点に多世代交流の場を創出する「てんこもりのわ」。その代表として、活動拠点を改修するため「ヨコハマ市民まち普請事業」に挑戦している。7月9日には第1次コンテストが行われ、見事満点評価で2次に進んだ。「6年間続けてきた活動があったので、自信を持って臨むことができました。2次コンテストに向けて具体的な改修内容について検討しながら、持続的に事業が展開できる場所へ生まれ変わらせたい」と意気込みを話す。
○…「てんこもりのわ」は6年前に開設。松見町で子育てを行う一家庭の支援から始まった。その後、近所にお茶飲み場として開放。次第に松見町に住む親子や高齢者が集まり、現在はスタッフ10人で週2回、多世代が集う地域の居場所として運営している。
○…生まれも育ちも松見町。3人の子どもに恵まれ、長女が小学生の時にPTAの参加をきっかけに地域活動に携わるようになった。主任児童委員や保護司などとして地域の第一線で活動するなかで、今年度から松見地区社会福祉協議会の会長に就任し地域の顔に。「お願いされると断れないタイプなんです」と笑い、「愛着ある地域に貢献したいという思いを持っているから、続けられるのだと思います」と地域への思いを話す。
○…今後、てんこもりのわは、改修することで乳幼児の一時預かりやカフェなどの新たな事業も予定している。「運営を継続していくためには、助成金やボランティアに頼るだけでなく、持続的に経費も捻出できる仕組みづくりが必要」と先を見据える。「何をやるにも『楽しくやろうよ!』という意気込みで、これからも、てんこもりの活動をしていきたい」と笑顔で語る。
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