神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2012年9月13日 エリアトップへ

町内会やPTA、商店街のイベントまで、長く地域活動を支えてきた 石原 録子さん 西寺尾在住 80歳

公開:2012年9月13日

  • LINE
  • hatena

「出会いは財産」

 ○…長年、町内会や民生委員など、地域のために奉仕活動に力を注いできた。大口通商店街でのイベントでは、地元の人たちから「福引おばさん」の愛称で慕われる。赤い折りたたみ自転車を乗りこなし、周りから「スピード出すから気をつけて」と心配されるが「この前は家から神大寺まで行って、見たことない道に入ってみたら横浜駅まで行っちゃった」という、80歳の冒険家だ。

 ○…働き者で「かかあ天下」と言われる群馬県生まれ。夏は暑く、冬は「赤城颪」という地域特有の冷たい風が吹く前橋で育った。村でも有名なおてんば娘で「親戚のイチゴ畑に友人と忍び込んで盗み食いをして怒られてた」と笑う表情は当時に戻ったように輝く。それでもやはり村一番の働き者。戦中戦後の時代、オート三輪に乗り勤労奉仕で農家の手伝いに従事した。

 ○…「うちの息子の嫁にしたい」と言われるほどだったが「私は町へ行きたかった」。25歳で川崎に嫁いだ。奉仕活動を始めたのは「川崎から越してきて、子どもたちにお友達を作ってほしかった」ことがきっかけ。PTAの活動など積極的に参加し友の輪を広げてきた。「30〜40軒は気軽にお茶しに行ける。友達は財産」。最も記憶に残るのが民生委員。「高齢者のお宅に行くたび『帰らないで』と言われて。1カ月間、毎日同じ人の所へ通ったこともあった」と振り返り「人のためになれる喜び」を感じた。

 ○…横浜ファン歴50年。「野球の次に旦那かも」。自宅には選手のサイン入りグローブやボールがずらり。中には球場で出会った男性から「おつまみをくれたお礼」にもらったものも。今の目標は「元気なうちに自分の足でもう一度優勝の瞬間を見に行くこと」。ちなみに息子はマリノス、娘は横浜FCのサッカー派だ。オリジナルの手作り味噌は近所でも大人気。みんなに愛されるおばあちゃん。「私、人との出会いって、本当に大事だと思う」
 

神奈川区版の人物風土記最新6

嶋崎 孝浩さん

4月に神奈川図書館の館長に就任した

嶋崎 孝浩さん

立町在勤 60歳

4月25日

久保田 剛さん

この春から神奈川警察署の署長を務める

久保田 剛さん

神奈川在勤 58歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

福田 茂さん

4月1日付で神奈川消防団の団長に就任した

福田 茂さん

幸ケ谷在住 65歳

4月4日

小谷野 貴弘さん

南神大寺小学校の創立50周年記念事業実行委員長を務めた

小谷野 貴弘さん

神大寺在住 42歳

3月28日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

神奈川区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook