神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2019年8月29日 エリアトップへ

陽光院の住職として、仏教に親しめる企画を多数開催している 西山 修浩さん 三ツ沢中町在住 41歳

公開:2019年8月29日

  • X
  • LINE
  • hatena

斬新さの中に伝統も

 ○…36歳の若さで一寺の住職になり5年目。先代の没後、住職不在の状態が続いた陽光院を盛り立てようとやって来た。生い茂る木々や散乱する物を整えたほか、檀家や近隣住民に寺への親しみを持ってもらおうと座禅会・本堂清掃・落語会・仏教本が読める喫茶など新たな催しを様々企画。釈迦の誕生を祝う花まつりでも、釈迦を模したバルー制作講座を開くなど若々しい感性を活かす。「今までのお寺にないことをやってきたけれど、最近は基本に立ち返る大切さも感じている。今後は写経会や朝のお勤めに参加できる催しなど、心を養えるものも行っていきたい」と思いを語る。

 ○…実家は高島台の本覺寺で3男。中学から仏教学校に進んだが、当時は僧侶になる意思はなかったという。大学では社会の仕組みを知りたいと社会学を学び、一時は就職して営業職に就いたが、自身に合うのは仏門だと感じ25歳で僧侶への一歩を踏み出した。

 ○…この道に入りまず経験したのが、寺での2年間の修行。寝るのも食事をするのも作法がある厳しい世界に、「最初は大変さを感じた」と懐かしむ。その後実家に戻り法事などを手伝う中で、もっと檀家の気持ちに寄り添いたいとの思いが芽生え、仏教の研修センターや心理カウンセラー学校に足を運んだ。若手の僧侶が集う場所に赴き、音楽フェスでのワークショップや仏教雑誌の取材・編集にも携わった。

 ○…癒しのひと時は、妻と3歳の息子との散歩。「ギターを弾きながら童謡を歌うこともある」と恥ずかしそうに話す。座右の銘は「何かを成し遂げるには人の2倍やらなければならないけれど、その成功のために何かを失ってはならない」。「家庭を持ってから身に染みる」と話す姿に家族への愛情がにじんでいた。
 

神奈川区版の人物風土記最新6

嶋崎 孝浩さん

4月に神奈川図書館の館長に就任した

嶋崎 孝浩さん

立町在勤 60歳

4月25日

久保田 剛さん

この春から神奈川警察署の署長を務める

久保田 剛さん

神奈川在勤 58歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

福田 茂さん

4月1日付で神奈川消防団の団長に就任した

福田 茂さん

幸ケ谷在住 65歳

4月4日

小谷野 貴弘さん

南神大寺小学校の創立50周年記念事業実行委員長を務めた

小谷野 貴弘さん

神大寺在住 42歳

3月28日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

神奈川区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook