8月に発足した「大神商店会」で会長を務める 小野寺 知恵さん 大口通在住 50歳
人と地域の繋がり育む
○…大口や神之木など6地域の新たなまち組織「大神(おおかみ)商店会」を8月に誕生させた発起人。これまでも地域の繋がりを意識し活動を展開してきたが、感染症蔓延により打撃を受けるまちを元気づけたいとの思いが契機となり商店会の発足に至った。「まちに受け継がれてきた精神を守りつつ、コロナ禍に誕生したからこそ、催しでのオンライン導入や若者の参加を呼び掛ける青年部の立ち上げといった、”新たな時代に合ったまちづくり”を行いたい」と意気込む。
○…トータルケアサロン「オアシスデラーナ」を入江で営む。20代から美容関係の接客業を中心に携わってきたが、「お客様が本当に必要としている商品を提供したい」と37歳でメーカーに属さない起業の道を選んだ。当時は小学生の息子を育てる母親でもあり、多忙を極めたが、子供会や町内会役員などとして地域の人と繋がることが仕事と子育てを両立する心の支えになった。現在は経験を糧に起業家支援にも尽力し、活動の場として催しを企画するなど地域活性にも励んでいる。
○…幼少期からの人生の大半を区内で過ごし、神大寺小・六角橋中・岸根高校の学び舎に通った地元人。高校生で文化祭実行委員を務めた経験から、皆と協力して考えを形にする楽しさに目覚めた。人との繋がりを大切にする精神は、今も生き方の主軸になっている。
○…得意の歌で、ライブ活動やオリジナル曲を作詞する一面も。小学生の時に所属した合唱同好会で才能が開花し、中学では合唱部、高校で軽音部のボーカル、現在もボイストレーニングを継続する。「将来の夢は歌手か教員だったけど、今歌を続けながら起業家にマインドレッスンをしている。見ようによってはどちらも叶ったのかも」