子育て 高齢者に重点 23年度 区課題解決に向けた取組
このほど発表された23年度の川崎市予算案によると宮前区は区の課題解決に向けて16事業に取り組む。新規事業は5つで「健康づくり支援事業」「地域が主体となった高齢者の見守り促進事業」など。区では「幅広い年代が等しく安心して暮らせる地域づくり」を目指し取組内容を決めた。
宮前区は市内で最も子どもが多い反面、高齢化が急速に進んでいるという。区では子育て世代や高齢者に重点を置いた事業を積極的に盛り込んだ。
新たな取組として挙げられたのは5つ。現在開会中の市議会定例会を経て決定する。
▼「健康づくり支援事業」は区民が健康的な生活を送ることができるよう、各地で広がりを見せている公園体操等、健康づくりの場や活動団体の情報を提供する。
▼「地域が主体となった高齢者の見守り促進事業」は高齢者の孤立化防止が目的。特に宮前区は公営住宅の高齢化が進んでいるという。住民同士の関係づくりや高齢者が社会に出る場を提供する。
▼「地域の子ども・子育て支援拠点の整備事業」は区役所、出張所内の子育て相談窓口などにキッズルームを設置。保護者が子連れでも安心して来庁できる環境を整備する。
▼「ecoゴコロプロジェクト推進事業」は区民の環境問題への関心を上げることが目的。今夏には親子で参加できるリサイクル工場やエコ活動に取組む施設の見学イベントを予定している。その他、区庁舎の屋上緑化、緑のカーテンの設置を進める。
▼「地域活動の促進に向けた人材育成及び推進体制の整備事業」は子育てボランティア講座などを開き地域で活動する人材を育成する。また、区役所各課で実施されるセミナーを整理・効率化し、育成体制を固めていく。
その他、前年からの取組みで拡充される事業には「子育て情報発信事業」「親と子の子育て応援セミナー開催事業」「みやまえ太鼓ミーティング開催事業」「みやまえふれあいフェスタ開催事業」「市民活動支援拠点のネットワーク事業」「みやまえカルタ制作事業」がある。
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4月26日
4月19日