宮前区ガイドブック改訂構想委員会の委員長 田中 佳奈子さん 犬蔵在住 50歳
地域のコミュニケーションツールに
○…「委員会ではどんどん良いアイデアが出てきて楽しい。4年ぶりの改訂だから、見る側と作る側が共に楽しめるガイドブックにしたい」と笑顔で話す。区内の名所や散歩コースを地図と共に紹介する「宮前区ガイドブック」。区制30周年を迎えるにあたり、改訂構想委員会が結成され、その委員長に就任した。平成24年度の完成に向け「区民が調べて書き上げる、温かみのある手作り感を出したい」。
○…昨年の夏、犬蔵に越してきた新住民。最寄り駅も、買い物も横浜市青葉区の方が近くて便利という立地にある。普通に生活していると、行政の手続き以外に宮前区と関わることがほとんどない。「住所のある区について知らないのはもったいないのでは」。そんな想いを抱いていた時、ガイドブック改訂のメンバー募集を見かけた。初回の委員会での積極的な発言と出版業界で働いていた経験を買われ、委員長に推された。「先輩方に教えてもらいながら皆さんと一緒に歩いていきたい」と微笑む。
○…東京住まいだったが「自然のある場所で暮らしたい」と宮前に移住。宮前区の第一印象は、坂と緑が多い。「育った横浜の田舎と似ている」と懐かしがる。「ここだと思って、家族を説得した」。”ひとめぼれ”だった。「趣味である散歩のしがいがある。近所にお気に入りの公園を見つけた」と、街での新たな発見に心躍らせる。
○…委員長の役割は、先頭で引っ張ることではなく、意見を整理したり活発な議論ができる環境を整えていくこと。「最初は新参者の私ができるのかと気負ったけど、そう思うことでやりやすくなった」と晴れ晴れとした顔。今は、少しでも宮前を知ろうと現在のガイドブックを手に区内を歩く日々。「4年前と変わっている所も多い」と驚いている。「新住民の方が宮前区を知り、地域の人とのコミュニケーションのきっかけにしなければ」。ガイドブックは人と人を繋ぐ。
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9月20日
9月13日