ごみの減量指導員 区民235人を任命 収集変更みすえ活躍期待
地域におけるごみの減量化とリサイクルの推進を担う廃棄物減量指導員の第10期委嘱式が5月18日、宮前市民館で開かれた。減量化にむけ来年度実施が計画される収集方法の変更をみすえ、同指導員の活動の重要性が今後増していくといわれる。
この制度は1994年4月に発足。85年以降のごみ量の急増に伴い、市が90年に出した「ごみ非常事態」宣言をふまえ、減量化とリサイクル推進にむけた行政と地域のパイプ役を担う人材として、自治会・町内会の推薦によって選ばれているもの。任期は2年で今回が10期にあたる。
区内では今期235人が委嘱を受けた。委嘱式であいさつした稲垣正環境局長は「指導員の皆さんを中心にごみの減量、分別に取り組んだ結果、現在は90年代のピーク時と比べ約3割減っている」と話し、減量指導員の役割の重要性を強調。このほか式では、稗原団地における指導員活動の体験発表や宮前生活環境事業所による廃棄物処理の現状が説明された。
さらに、来年度中の同時実施にむけて準備が進められている、普通ごみの収集回数を週3回から2回に変更することと、現在普通ごみとして収集されているプラスチック製容器包装の分別収集にむけた行動計画の改定案についての説明もあった。任期中の収集変更となることもあり、参加者からは具体的な実施時期や「普通ごみの収集回数を減らすことと、プラ製容器包装の分別収集は段階を踏んで実施できないのか」などの質問も上がるなど、強い関心が寄せられていた。
前期の宮前区指導員連絡協議会会長で今期も指導員を務める杉田進さんは「来年度の収集変更にむけ、指導員の役割は大きい。プラスチック製容器包装を分別することでごみ量は格段に減るので、今年度はそれぞれの地域で啓発に取り組んでいきたい」と話していた。
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