宮前区版 掲載号:2013年3月1日号
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聖マリ医大病院 常勤犬(ファシリティドッグ)で心のケア 導入目指し検討開始

社会

病院で患者に寄り添うファシリティドッグ
病院で患者に寄り添うファシリティドッグ

 区内菅生の聖マリアンナ医科大学病院(幕内晴朗病院長・以下、聖マリ)が患者やその家族の心のケアを担うファシリティドッグの導入を検討している。国内では静岡、神奈川県の2つの小児病院で導入実績がある。聖マリでは小児科に限らず、様々な病棟での活躍を期待している。

 ファシリティドッグとは、心のケアを行う動物介在療法のひとつ。複数の施設を慰問するセラピー犬と違い、専門のトレーニングを1年以上受けた後、1つの施設に常勤することが特徴。国内では2010年に静岡県立こども病院が初めて導入した。昨年には県立こども医療センター(横浜市)でも導入され、緩和ケアチームの一員として「勤務」している。聖マリが導入すると、総合病院として国内初となる。

 同病院では今年1月にファシリティドッグ導入検討委員会を設置。2月15日には患者やその家族、職員らに導入効果について講演会を開いた。検討委員会の委員長で同病院小児外科医の北川博昭教授は「小児病棟や緩和ケア病棟の患者、手術前の患者など、痛みや不安、ストレスを抱えた人に安らぎを与えられるのでは」と期待する。

 育成を担当するNPO法人「シャイン・オン!キッズ」の小寺真理子さんは「入院すると心細くて笑顔が減ってしまう子どもも、犬と接することで笑顔を見せるようになったり治療に前向きに取り組むようになる」と効果を話す。

 検討委員会では今後、資金面や、ハンドラーと呼ばれる飼育・教育係の人選、衛生・安全面での配慮などを検討していくという。委員会は「講演会などを開き、患者とその家族、市民に導入効果を伝え理解を深めていければ」と話した。
 

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