普通ゴミ収集 9月から週2回に 区内でも啓発本格化
川崎市は今年9月から普通ごみの収集を週3回から2回にする。区内でも生活環境事業所や廃棄物減量指導員による周知活動が本格化する。市では今回の見直しによって、年間約3万トンのごみ焼却量を削減し、5億円のコスト減を見込む。
川崎市のごみ収集は、1969年に公衆衛生の観点から、日曜日を除いた週6回の「毎日収集」を全国に先駆けてスタートした。その後、分別細分化や合理化を図るため、94年に週5回、99年に週4回、2007年に週3回と、回数を減らしてきた。
今回の週2回収集は、ごみの減量と年間約140億円かかっているコストの削減、CO2削減が狙い。3回を2回とすることで、ごみ焼却量で3万トン、年間コストで約5億円の削減を見込む。さらに、2015年から市内4カ所の焼却場を実働3カ所体制とすることで、年間約18億円のコストカット、約3・6万トンのCO2削減を目標としている。
川崎市は「収集日を減らすことで収集所が散乱しないかなど不安を持つ人もいると思うが、排出指導やパトロールを実施し対策をとっていく。週2回収集はメリットが大きいので協力をお願いしたい」と話している。 なお、既に中原・幸・川崎の南部3区で実施しているプラスチック製容器の分別回収も9月から全域で行われる。
宮前生活環境事業所では、今月から収集曜日やミックスペーパー、プラスチック容器包装の分け方など説明会を本格実施。町内会や団体単位での申込も受付けている。
問合せは、宮前生活環境事業所【電話】044・866・9131まで。
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4月26日
4月19日