鷺沼駅前の商業施設の樹木の枝が落ち女児が重傷を負った事故を受け、川崎市が行った街路樹のケヤキとサクラの緊急点検の結果がこのほど発表された。7区合計4500本の内、枯れ枝等のあった樹木は715本。宮前区では319本の枯れ枝などが確認された。
今回の点検は市内に4万本ある街路樹の内、枯れ枝の発生しやすいケヤキとサクラ4500本を対象に行った。点検は各区の道路公園センター職員が目視で行い、枝葉の状況、樹皮のはがれ、キノコ等腐朽菌の有無を調査した。
結果は枯れ枝などが見つかった樹木が7区で715本で、その内伐採が必要な樹木が5本、剪定が必要な樹木が684本、樹勢が弱いなど樹木医による診断が必要な樹木が26本あった。
宮前区は枯れ枝等のあった樹木が319本あった。伐採対象が3本で、剪定対象が314本、診断対象が2本だった。
7区中、最多となったがこれは点検対象となったケヤキ、サクラの街路樹が他区に比べて1920本と多く、全体の4割を超えているため。街路樹が多い件に関しては街づくりの際に、景観を考えた整備を進めているためだという。
今後はケヤキやサクラ以外の街路樹や公園内の樹木の点検も随時進める予定。こちらは6月ごろまでに完了させたいとしている。
なお、市では樹木管理者に向けて点検ポイント、対応方法をホームページ(http://www.city.kawasaki.jp/)で紹介している。
宮前区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|