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新春インタビュー "未病を治す"先進県に 黒岩知事、抱負語る

政治

掲載号:2015年1月9日号

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インタビューに答える黒岩知事
インタビューに答える黒岩知事

 新年の幕開けにあたり、本紙では黒岩祐治神奈川県知事に単独インタビューを行った。残り任期が3カ月あまりとなった知事は、3年9カ月の在任期間を総括するとともに、追い込みに向けての意気込みを語った。(聞き手/熊坂淳・露木敏博)

 ――まずは2014年の振り返りをお願いします。

 「一番大きかったのは、5月に神奈川県全域が国家戦略特区に選ばれたということですね。県はこの間、超高齢社会を乗り越える神奈川モデルを作ろうということをやってきました。特区指定は、”最先端医療・技術の追求”と”未病を治す”という2つのアプローチで健康寿命を延ばす『ヘルスケア・ニューフロンティア』の取り組みに大きな弾みとなりました。さらに、この取り組みの国際展開が一気に進み、米国の2つの州や大学、フランス政府関係機関、ドイツ、フィンランドの自治体と覚書を結びました。また、ライフイノベーション特区の拠点・川崎と羽田空港を結ぶ道路整備の方向が示されたことは大きかったですね。また、さがみ縦貫道路が年度内全線開通の運びとなり、さがみロボット産業特区の取り組みも加速してきました」

 ――『第4の観光の核』づくりも進みました。

 「県内には横浜・鎌倉・箱根という観光地がありますが、何とかして第4の核を作りたいと思い認定事業を始めました。”地元の本気度”を試すコンペを実施し、白熱のプレゼンテーションの結果、城ケ島・三崎、大山、大磯が選ばれました」

 ――1期目の任期が残りわずかとなりました。

 「あっという間でしたね。知事就任は、東日本大震災の直後で、その際最初に感じた課題はエネルギー問題でした。原発に頼り切るのはもうムリで、新しいエネルギー体系を作らなければいけないと。それで、当初は太陽光発電ということを集中的に言っていましたが、今は分散型電源という話をしています。3年9カ月の間に革命的なことが起こってきていると思います。

 また、対話型行政を心がけ、県民のアイデアを実現させることをかなり意識的にやってきました。庁内でも若手が提言を持ってきてくれるようになりました。 残りの任期、東京五輪への道筋をつけられたらなという思いはありますが、ともあれ、今までやってきたことをきちっと仕上げたいと思います」

 ――任期中のご自身の仕事に点数をつけるとすると何点くらいになるでしょう。

 「甘いと言われるかもしれませんが85点。スピード感で課題が残ります」

 ――県民への新春メッセージをお願いします。

 「就任以来、私は”いのち輝くマグネット神奈川”ということを言ってきました。この”いのち輝く”という意味をもう一度感じ、考えて欲しいと思います。ヘルスケア・ニューフロンティアの取り組みは、県民の皆さんのいのちを輝かせる政策です。未病を治す―つまり、日常的な食のあり方、運動習慣、社会交流といったものを、地域やグループ、企業、団体など様々な現場で実践し、健康になって欲しいです。神奈川県は未病を治す健康長寿の最先端の県だなと言われるよう、皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います」  
 

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