高津区千年と宮前区野川にまたがる「橘樹(たちばな)官衙(かんが)遺跡群」が今年3月、市内初の国史跡に指定される予定となったのを受け、川崎市教育委員会は1月24日(土)、高津区の橘小学校でプレイベントを開催する。古代史の研究者を講師に招く記念講演をはじめ、遺跡の現場見学なども楽しめる。参加自由。申込み不要。
橘樹官衙遺跡群は、奈良・平安時代の役所である橘樹郡衙と、8世紀中ごろ、現在の南関東地方の中心的寺院だったとみられる影向寺遺跡で構成されている。
プレイベントは橘小学校(高津区千年1024)にあるたちばなアリーナで開催。3月の国史跡指定に向け、同遺跡群への市民の関心を高めようと企画された。
イベントでは、日本の古代史の第一人者で東京大学大学院教授の佐藤信さんによる「橘樹官衙遺跡群からみた日本の古代国家」の記念講演や橘小学校の児童たちによる、橘樹官衙遺跡群についての学習発表、野川中学校の生徒たちの吹奏楽特別演奏も楽しめる。時間は午前10時から正午まで。
午後2時から3時半までは、遺跡群の現地見学会を開催。市教育委員会の担当者らが引率し、千年の橘樹郡衙跡と野川の影向寺を歩いて見学する。
問い合わせは、市教育委員会文化財課(【電話】044・200・3306、当日の連絡先【携帯電話】080・9776・8991)へ。
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