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デンタルIQを高めよう!その38 歯周病第6回 「壊れた歯周組織、再生できる?」 取材協力/かねやす歯科医院
歯周病を撃退するには、とにかく歯と歯茎の間の細菌を除去することが重要になる。「細菌を取り除いた後の空間は軽度であれば自然治癒が可能ですが、溶けてしまった骨を自然に再生することは不可能です」と話すのは、かねやす歯科医院の金安秀樹院長。
溶けた骨、どう治す?
歯槽骨が溶けてしまうような重度の歯周病では菌を取り除いた後、ぽっかり空洞ができてしまう。この骨や歯周組織を再生するため開発されたのが「GTR法」。血液成分が細胞の再生に関係することを生かしたもので、歯茎と骨の間に特殊な膜を作り、溜まった血液で骨を再生する。また、歯が生えるときに出るたんぱく質を歯根に塗り歯の成長期と近い状況をつくる「エムドゲイン法」も一般的だ。各治療の効果には個人差があるため、どちらを選択するかは担当医とよく相談することが重要だろう。
人工骨を使った方法も
最近では人工骨を利用して骨を再生する「歯周組織再生誘導手術」も保険適用で治療が可能になった。人工骨に血液成分を混ぜて形作ることもできるためより効果も期待できるという。 何より大切なのは骨を失うのを未然に防ぐこと。重度の歯周病にならないために、日々の丁寧なブラッシングを心掛けたい。
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4月26日
4月19日